松代焼 火入 [ot200442]

松代焼 火入 [ot200442]

販売価格: 3,600円 [通常販売価格: 24,000円]

在庫なし

商品詳細

松代焼(まつしろやき)は、唐津で修行した陶工が寛政年間(1789-1800年)に松代に窯を築いて、素焼の藍甕を焼いたとされていますが、文化13年(1816年)に松代藩の産業政策の一環として、寺尾名雲窯と天王山初期窯が築窯され、日用雑器を焼いたのが松代焼の始まりとなっています。
その後、文政年間から明治末期にかけて、さまざまな民窯が築かれました。
素地は、粗くて堅く重いのが特徴です。
釉薬は、土灰釉・藁灰釉・鉄釉が基本で、長石釉や銅釉も使われています。
特に、藁灰釉が素地の鉄分と反応して藍色や紫陽花色に発色したり、下地の白に緑色の藁灰釉が流れている物が代表的で、長野県の他の窯と比べて独特な華やかさを持っています。
中でも、この火入が焼かれたと思われる寺尾名雲窯は、京都の陶工を招いて造らせていましたので、成形・焼成・釉薬の味が垢抜けて洗練されていました。

松代焼特有の青色と緑色が表面に斑に現れて、いい味わいを出しています。
経年使用によって表面が滑らかになったために、しっとりと落ち着いた雰囲気になっています。

商品詳細

サイズ 径12.5cm x 高さ8.9cm
年代 江戸後期(文化13年〜文政6年)
状態 無キズ