有田焼の作家略歴
十二代酒井田柿右衛門
さかいだ かきえもん

●生没年:明治11年〜昭和38年 享年85歳
●出身地:佐賀県有田町
●事蹟
大正6年:十一代柿右衛門の死去に伴い39歳で十二代柿右衛門を襲名する。
大正8年:実業家の小畑秀吉と柿右衛門合資会社を設立する。
     十二代柿右衛門は、十一代柿右衛門が商標登録していた「角福」銘と
     赤絵製陶技術を柿右衛門合資会社に出資金代わりに出資する。
昭和3年:十二代柿右衛門は柿右衛門合資会社を脱退する。
    「角福」銘は柿右衛門合資会社が引き続き使用することになり、
     そのため十二代柿右衛門は「柿右衛門作」銘を使い始める。
昭和28年:長男の渋雄(十三代柿右衛門)と濁手を復興し、「柿右衛門300年展」で
      発表する。
昭和30年:無形文化財に選ばれる。
     第2回日本伝統工芸展に初めての濁手作品「濁手草花文八角鉢」を出品し、
     日本工芸会長賞を受賞する。
昭和32年:第3回日本伝統工芸展に「濁手草花文蓋物」を出品し、
      文化財保護委員長賞を受賞する。
昭和33年:ブリュッセル万国博覧会に「牡丹文食器」を出品し、グランプリを受賞する。
昭和37年:勲四等瑞宝章を授与される。
十四代酒井田柿右衛門
さかいだ かきえもん

●肩書:人間国宝・日本工芸会常任理事・佐賀県陶芸協会会長・国際陶芸アカデミー名誉会員
●生没年:昭和9年〜
●出身地:佐賀県有田町
●事蹟
昭和44年:九州山口陶磁展にて第三席を受賞する。
      第31回一水会展にて優秀賞を受賞する。
昭和52年:九州山口陶磁展にて第二席を受賞する。
昭和54年:第41回一水会展にて一水会賞を受賞する。
昭和57年:柿右衛門製陶技術保存会会長に就任する。
      十四代柿右衛門を襲名する。
昭和58年:サンフランシスコにて十四代柿右衛門展を開催する。
      サンフランシスコ市より名誉市民の称号を受け「市民の鍵」を贈られる。
昭和61年:第33回日本伝統工芸展にて日本工芸会奨励賞を受賞する。
平成4年:第39回日本伝統工芸展にて日本工芸会奨励賞を受賞する。
平成13年:色絵磁器の分野で国の重要無形文化財(人間国宝)に認定される。

アンカラ・イスタンブール・ベルリン・エルサレム・フランクフルト・デュッセルドルフ・シンガポール・バンコク・モスクワ・パリ・リスボン・ワシントン・サンパウロ・シカゴ・デトロイトにて十四代柿右衛門展を開催する。
中村公法
なかむら きみのり

●肩書:伊万里陶芸美術協会会員
●出没年:昭和30年〜
●出身地:佐賀県伊万里市
●事蹟
昭和45年:伊万里の窯元に入り、鍋島陶片の研究をする。
昭和62年:九州山口陶磁展で産業陶磁部技能賞を受賞する。
平成4年:戸栗美術館・東京国立美術館・サントリー美術館・栗田美術館にて作品展示。
平成8年:独立して公法窯を開窯する。

色鍋島の美しさの再現のために研究・試作を重ね、その形状・質感・色・柄がオリジナルそのものと同じであると専門家や美術館から判定される。